肉を食べ始めたら、ガンも再発する

肉巻き

6年の歳月をかけ食養に取り組み、ガンを克服した夫でしたが、健康になると、以前の食事が恋しくなるのでしょう。「血のしたたるような肉が食べたい」といい出す始末。
夫は、友達に全快祝いだといって誘われ、焼き肉やステーキを食べ、夜はお酒を飲み、好きなゴルフや海外旅行に行くなど、自由気ままな生活に逆戻りしました。「そんなことをしていたら、まずいんやないの?」と思っていたら、案の定、数カ月後にガンの再発です。肝臓ガンでした。いくら食養を実践してガンが消えても、食養を続けなければ、元の木阿弥なのです。

そこで、「また食事を変えてみる?」と夫に聞くと、「いや、今度は病院で治療する」との返事。ガンはあっても体調はよく、抗ガン剤を打ちながらも、ゴルフができるくらいでした。夫は黒焼き玄米茶を欠かさず飲み、「これを飲むと調子がいい」といっていました。

病院での治療を開始してしばらくした後、体調のよかった夫は「友人たちと北海道にゴルフ旅行に行く」といい、その準備をしていました。ところが、旅行の前日に腹水がたまっていることがわかり、急遽、入院することになったのです。

腹水がたまるということは、ガンの末期症状を意味しています。肝硬変や肝不全で内臓に異変が起こると、それを保護するために生体が反応して、腹水がたまるのです。主治医は「腹水を抜く」といいましたが、私は「腹水を取るそばの湿布をしたい」と思いました。

それは、国産の良質のそば粉に熱湯を入れてこねたものをサラシか和紙に伸ばして、腹水のたまったお腹に塗るという方法です。これだと悪い腹水だけを吸収し、良性分は残してくれるのです。けれども、夫はすでに入院していたこともあり、「医者に腹水を抜いてもらう」と本人がいうので、しかたなくいうとおりにしました。1回目に腹水を抜いたときは体調もよかったのですが、2回目、3回目、4回目になると、夫の容態が急激に悪化しました。

私が案じていたとおりのことが起こったのです。腹水を抜くと、良性の腹水もいっしょに抜いてしまうので、身体はだんだん悪くなる一方でした。

そのとき、夫はこういいました。「医者に任せたら、こんなに悪くなるやなんて!」そういって怒りをあらわにしていましたが、いまさら退院はできません。そして、入院2日目に夫が私のことを呼び、こんなことをいったのです。「母さん、ありがとうな。余命2カ月といわれたのに、おまえのおかげで6年も生き延びた。おまえのやっていることはすごいな」この言葉を聞いて、私は「もう長くはないな」と直感。3年連れ添って、こんな言葉を聞いたのは初めてだからです。この言葉は私への遺言。「困った人を助けてやってくれ」ともいってくれ、いまは夫が私の背中を押してくれているのだと感じていまさいごそして、状態が悪化した数日後、夫は医者の治療を拒否しました。現代医療に対しての不信感が募り、怒りを感じていたのでしょう。それから3日後に、夫は苦しまず亡くなりましたが、家族に囲まれた穏やかな最期でした。

夫が亡くなったのは悲しいことでしたが、この経験を通して、私の食養に対する思いはさらに増しました。

実は、夫がガンを克服した話はすでに他の本に書いているのですが、出版後の反響が大きく、ガンと闘っている人がほんとうに多いのだと実感しています。

実際に食事を変えて病気がよくなったり、体調がよくなったという体験者たちを紹介します。

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